発見写真旅・展(5)――2012.6.12-13 甲子山+赤面山(107パワー)
発見写真旅・展(5)――2012.6.12-13 甲子山+赤面山(107パワー)



★糸の会山行[819]甲子山+赤面山(107パワー)────2012.6.12-13
*1日目……登り21p→下り21p
*2日目……車道8p→登り29p→稜線7p→下り21p


糸の会「6e那須」はこれまで泊まるチャンスのなかった甲子温泉大黒屋に泊まるのがメイン。
そこから計画したのは1日目の腹ごなしが甲子山往復、2日目が赤面山から中ノ大倉尾根を降って北温泉というルート。
時期的に八幡のツツジは終わっているけれど、中ノ大倉尾根のシロヤシオにはなんとか間に合うと見当をつけていました。

今回の写真出展メンバーは以下の4人です。
伊藤 幸司(5点)
永田 幸子(5点)
箭内 和子(3点)
稲葉 和平(3点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。
ネット上での二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただいた方から、そこにさまざまな「投票」が寄せられました。
投票締切後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が初めて明らかにされたというものもあるかもしれません。この段階でも二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただけるかと思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページを作りました。そのサンプル写真からも展示写真に飛ぶことができます。


撮影:伊藤 幸司

【16】 【01】 【14】 【10】 【13】


【16】五葉躑躅の5枚葉です。すなわちシロヤシオの葉っぱです。これがなかなかおしゃれなのです。
【01】甲子温泉大黒屋の泊まった部屋。昔は殿様が泊まった離れとかですが、ふるいままではなさそう。しかし部屋はきちんと作られていて、エアコンも天井の吹き出し口が探さないと分からないという調子。そういう「キチンと感」に好感をもちました。
【14】大黒屋では夜にテンに夕飯をふるまっています。庭に餌を置くと、テンが3頭やってきました。ところがおっとり構えているうちにハクビシンがやってきて、テンを近寄らせないようにしながら、悠然と食べ続けます。ガラス越しに見ている20人ほどの泊まり客と10台ほどのカメラが監視する中、もうほとんど残りがないというところでテンが反撃に出ました。背中を見せているのが勇敢なテン、影にかかったところに横長に見えるのが右往左往型。3匹目はハナからあきらめ顔でした。最近8,500円で買ったデジカメは、望遠撮影と高感度撮影が重なるとほとんど何が映っているのかわからなくなります。
【10】楽しい夕食が終わっていざミーティングというとき、ワールドカップ最終予選のオーストラリアとのアウェー戦が0対0のまま後半戦へ。地デジが映らないのでダメだろうと思っていたサッカーが見られるということで、フル観戦ミーティングという次第。撮影者の私はもちろん用意された席にはつきませんでした。
【13】この計画、甲子温泉に泊まるのが第一目的で、行きがけに八幡のツツジでも見ようかと思っていたら時期が遅い、2日目には三本槍岳に登って中の大倉尾根を降ろうと思ったら、宿のオーナーに今年は雪が多いといわれて頓挫。手前の赤面山から中の大倉尾根を下る計画に落ち着いたのですが、シロヤシオがネット情報などで「ギリギリ見られるだろう」とは思っていたものの、確信はありませんでした。中の大倉尾根には登山道とマウントジーンズスキーリゾートのシロヤシオ観察路がほぼ平行するところがあります。そこが那須のシロヤシオの極めつけの場所なのですが、そこはタッチの差で落ちた花が主役でした。この写真はそれよりも上、ようやくシロヤシオが出始めたところの1本。いつ散り始めてもいい満開でした。


撮影:永田 幸子

【09】 【15】 【05】 【03】 【02】


【09】こんな大きな段差だと、さすがロープがついているのだが、今にも朽ち果てんとするような木にくくりつけられていては、却って共倒れになりそうで怖い。なんて思ったのは私だけだろうか?
【15】新緑の美しさに思わず目を見張りました。心がすうっと軽くなって、今ここに身を置ける幸せに涙がこぼれました。この新緑の葉っぱの一枚一枚に、そして、それをつける木々の一本一本に命が宿る、そして、この森の中では数々の命のドラマが繰り広げられてゆく。
【05】「あれっ? 登山道に雪が!」と間違えそうなシロヤシオの花々。そして、登山道脇の木々の葉っぱの上にもはらはらと散っている。私達はたった今散ったばかりのような真っ白な花を踏んで歩く。何という贅沢。
【03】誰もがシロヤシオの花ばかり見つめて歩く。上を向いて、振り返って。「すご〜い、こんなにたくさん!」 だけど、山に咲いているのはシロヤシオの花だけじゃあない。ミツバツツジだって鮮やかなピンク色で、「私だって綺麗でしょ」って、いってるようだ。いじらしいよね。
【02】自然の作り出す芸術作品はすばらしい!! 何という柔らかな線、何という悩ましい形。片や朽ち果ててゆく寂しさを滲ませ、片や後ろに控えめながら咲く若きシャクナゲ。「何時か生まれ変わったら、又、いっぱい花を咲かせようね」


撮影:箭内 和子

【12】 【08】 【04】


【12】おなじみの風景。赤面山山頂から見た北側のピーク。いつもは、白河高原スキー場跡から登る。少年自然の家からは遠かったなあ〜
【08】赤面山の山頂付近のしゃくなげ。三本槍に向かう登山道にも沢山咲いているだろうな〜と思いながら、写してみた
【04】一人で下山している時に、目に入ったシロヤシオの花。空の白さと、花の白がどんな風に写るか、試してみた


撮影:稲葉 和平

【11】 【06】 【07】


【11】数打てば当たるというものではないことを分かっていても、それしかないので眼に入ったものにレンズを向けてはシャッターを切り続けています。シロヤシオがうまく撮れないのでやや退屈していたときに現れたミネザクラ?が気持ちを慰めてくれました。
【06】シャクナゲも写真に撮ると、なぜかつまらなくなってしまう。花を写す時は人物など邪魔者が入らないようにしてはいますが、これは青空になり変わって右上のブルーのシャツが花の色を引き立てた一枚。
【07】これでもかこれでもかという感じで撮ったものの、ぼやけた写真ばかりでした。これはちょうど眼の前に枝が垂れ下がっていたので撮ったものですが、まあ、こんなところです。


 


【01】撮影:伊藤 幸司
甲子温泉大黒屋の泊まった部屋。昔は殿様が泊まった離れとかですが、ふるいままではなさそう。しかし部屋はきちんと作られていて、エアコンも天井の吹き出し口が探さないと分からないという調子。そういう「キチンと感」に好感をもちました。

■投票:林 智子
こういう 格子がすごく好きです。
黙っていられない。
前の座いすがなければ もっといいけど。
ここで 着物を着た私は ワインなど いただきながら 最近 亡くなられた方の
本を読み 時々 やるせないため息など ついたりして 知的な時を過ごすのだ。
あー・しずかですねえ・・・・。
贅沢ですねえ・・・・・・・・。
こんな家 ほしい。

■投票:矢野 博子────いなばさん?
丹精な日本建築が 今回の写真の真っ先に現れ 衝撃を受けた。 
実は 実家を処分することになった折に 姉は ブルドーザーでゴミとなってしまのは忍びないと とここにあるような欄間を外して持ち帰ったが 今になると その気持ちが 良くわかる。
座椅子が 温かみを添えて良い空気を感じる。

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【02】撮影:永田 幸子
自然の作り出す芸術作品はすばらしい!! 何という柔らかな線、何という悩ましい形。
片や朽ち果ててゆく寂しさを滲ませ、片や後ろに控えめながら咲く若きシャクナゲ。「何時か生まれ変わったら、又、いっぱい花を咲かせようね」

■投票:鈴木 明美────コーチ撮影?
静かに横たわる巨木。石楠花の花に見守られて。
お疲れ様。

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【03】撮影:永田 幸子
誰もがシロヤシオの花ばかり見つめて歩く。上を向いて、振り返って。「すご〜い、こんなにたくさん!」
だけど、山に咲いているのはシロヤシオの花だけじゃあない。ミツバツツジだって鮮やかなピンク色で、「私だって綺麗でしょ」って、いってるようだ。いじらしいよね。

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【04】撮影:箭内 和子
一人で下山している時に、目に入ったシロヤシオの花。空の白さと、花の白がどんな風に写るか、試してみた

■投票:矢野 博子────ながたさん?
シロヤシオ一杯で こんなトンネルをくぐった人が 羨ましい。
余分なものが入ってなくて 画面いっぱいの 黒い木の枝とバックの霧の空のバランスが 好き。

■投票:伊藤 幸司
10秒見ていて動き出しました。
見上げてもなかなか見えないシロヤシオが、ぼんやりと全天をおおっています。歩いているとこういう見え方を期待して歩きつつ振り仰ぎ、振り仰ぎつつ歩き、という感じになります。
でも、そういう至福の瞬間はなかなか現れないのです。
この日は終日濃い霧に包まれていたといえます。空とシロヤシオの花が混然一体となって、頭上を覆う感じ。写真には撮りにくい状況ですが、シャッターを切ってみないとわからない。
最初は花を探していたのが、いつのまにか枝振りをたどっていました。

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【05】撮影:永田 幸子
「あれっ? 登山道に雪が!」と間違えそうなシロヤシオの花々。そして、登山道脇の木々の葉っぱの上にもはらはらと散っている。
私達はたった今散ったばかりのような真っ白な花を踏んで歩く。何という贅沢。

■投票:鈴木 明美────永田さん撮影?
赤いバージンロードではないけど、白い花びらの道もまた美しい。

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【06】撮影:稲葉 和平
シャクナゲ
シャクナゲも写真に撮ると、なぜかつまらなくなってしまう。
花を写す時は人物など邪魔者が入らないようにしてはいますが、これは青空になり変わって右上のブルーのシャツが花の色を引き立てた一枚。

■投票:永田 幸子────コーチでしょうか?
シャクナゲがきれいに撮れていて、思わず「きれい!」と叫んでしまいました。
端にシャクナゲを撮っている人が、さりげなく写されていていいですねえ。

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【07】撮影:稲葉 和平
シロヤシオ
これでもかこれでもかという感じで撮ったものの、ぼやけた写真ばかりでした。 これはちょうど眼の前に枝が垂れ下がっていたので撮ったものですが、まあ、こんなところです。

■投票:永田 幸子────稲葉さん?
あんなにたくさんシロヤシオが咲いていたのに、なかなかきれいに撮れなかった私に比べて、
なんと美しく、凛々しく撮れていることか、、、、、。

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【08】撮影:箭内 和子
赤面山の山頂付近のしゃくなげ。三本槍に向かう登山道にも沢山咲いているだろうな〜と思いながら、写してみた

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【09】撮影:永田 幸子
こんな大きな段差だと、さすがロープがついているのだが、今にも朽ち果てんとするような木にくくりつけられていては、却って共倒れになりそうで怖い。なんて思ったのは私だけだろうか?

■投票:鈴木 明美────永田さん撮影?
枯れて倒れていてもまだ大切な役割を担わされている。
尖った枯れ木と丸いかわいいお尻(失礼)の組み合わせに笑いがこぼれる。

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【10】撮影:伊藤 幸司
楽しい夕食が終わっていざミーティングというとき、ワールドカップ最終予選のオーストラリアとのアウェー戦が0対0のまま後半戦へ。地デジが映らないのでダメだろうと思っていたサッカーが見られるということで、フル観戦ミーティングという次第。撮影者の私はもちろん用意された席にはつきませんでした。

■投票:林 智子
ただいま 恒例の ミーティング中であります。
うたたねなんかの 眠りについておられるかたは まだ いらっしゃいませんが
あと数分もしないうちに 皆さま ばったり お倒れになります。じきに。
でも 安心。
もこもこのお蒲団 くっついて 並んでますもの。
<まんなかに 寝る人 手 あげて!>

■投票:矢野 博子────コーチ?
よそ見をする人 一人もいないで テレビに釘づけ。一体何を放映しているのだろうと 思わず 画面をみてしまう。 空いた席の人が 撮影者? 
山を歩いて汗を流し お風呂に入って 浴衣でリラックス。そして 真っ白なシーツのかかった布団で寝るだけ。至福の時が流れている。

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【11】撮影:稲葉 和平
ミネザクラ?
数打てば当たるというものではないことを分かっていても、それしかないので眼に入ったものにレンズを向けてはシャッターを切り続けています。
シロヤシオがうまく撮れないのでやや退屈していたときに現れたミネザクラ?が気持ちを慰めてくれました。

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【12】撮影:箭内 和子
おなじみの風景。赤面山山頂から見た北側のピーク。いつもは、白河高原スキー場跡から登る。少年自然の家からは遠かったなあ〜

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【13】撮影:伊藤 幸司
この計画、甲子温泉に泊まるのが第一目的で、行きがけに八幡のツツジでも見ようかと思っていたら時期が遅い、2日目には三本槍岳に登って中の大倉尾根を降ろうと思ったら、宿のオーナーに今年は雪が多いといわれて頓挫。手前の赤面山から中の大倉尾根を下る計画に落ち着いたのですが、シロヤシオがネット情報などで「ギリギリ見られるだろう」とは思っていたものの、確信はありませんでした。
中の大倉尾根には登山道とマウントジーンズスキーリゾートのシロヤシオ観察路がほぼ平行するところがあります。そこが那須のシロヤシオの極めつけの場所なのですが、そこはタッチの差で落ちた花が主役でした。
この写真はそれよりも上、ようやくシロヤシオが出始めたところの1本。いつ散り始めてもいい満開でした。

■投票:伊藤 幸司
じつは自分の写真です。しかし10秒見ているとあのときのうれしさがよみがえってくるのです。
中の大倉尾根を下り初めて、ようやくシロヤシオが登場しました。しかも満開。しかも1本ごとに全身が見えるような登場の仕方。これはそのなかでもっとも大きく、もっとも華やかなシロヤシオ。
包まれていた霧もすこし薄れ、ちょっと明るくなりました。一瞬ですがそういう光の変化もこの木を忘れがたいものにしてくれました。

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【14】撮影:伊藤 幸司
大黒屋では夜にテンに夕飯をふるまっています。庭に餌を置くと、テンが3頭やってきました。ところがおっとり構えているうちにハクビシンがやってきて、テンを近寄らせないようにしながら、悠然と食べ続けます。
ガラス越しに見ている20人ほどの泊まり客と10台ほどのカメラが監視する中、もうほとんど残りがないというところでテンが反撃に出ました。背中を見せているのが勇敢なテン、影にかかったところに横長に見えるのが右往左往型。3匹目はハナからあきらめ顔でした。
最近8,500円で買ったデジカメは、望遠撮影と高感度撮影が重なるとほとんど何が映っているのかわからなくなります。

■投票:林 智子
なにこれ? なにこれ? 何なんだ???
カエルさんが 手広げて なんか 言ってるんでしょうか?
なんでしょうか? 
早く 教えて!  なんだか わけわかんなーい。

■投票:永田 幸子────コーチでしょう
暗闇の中を動き回る小動物。
食べ物をめぐる争いの緊張感が伝わって来そうですね。
「頑張れ〜!」と声をかけてしまいました。

■投票:矢野 博子────コーチ? 庭に置かれたエサに集まっているのは タヌキ? 
長崎の”橋本”という卓袱料理を食べさせる店で やはり夜になるとタヌキが現れ 客を喜ばせていたのを思い出した。
後ろの大きな岩が 大きなカエルが股を広げてタヌキを見つめているようで 面白い。

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【15】撮影:永田 幸子
新緑の美しさに思わず目を見張りました。心がすうっと軽くなって、今ここに身を置ける幸せに涙がこぼれました。
この新緑の葉っぱの一枚一枚に、そして、それをつける木々の一本一本に命が宿る、そして、この森の中では数々の命のドラマが繰り広げられてゆく。

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【16】撮影:伊藤 幸司
五葉躑躅の5枚葉です。すなわちシロヤシオの葉っぱです。これがなかなかおしゃれなのです。


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